レールガンの恐るべき初速①
記念すべき一つ目の記事。
それはレールガン!!
レールガンと言えばあのビリビリ中学生!
ですが今回は現実世界で兵器としてレールガンがどのような価値を持つのか見ていきたいと思います。
・レールガンとは
一般名称は超電磁砲…ではなく電磁投射砲。他の兵器と違って電気を使って弾丸を加速します。正確にはローレンツ力(磁界と電流の干渉により生じる力)により加速。簡単には二本の導体レール、大容量コンデンサ、弾丸(飛翔体)、電源くらいしか必要ありません。
どうやら米軍がすでに研究を始めていて、日本も後を追っているようです。
ではなぜレールガンが兵器として注目されているのでしょうか。
その理由の一つとして従来を超越した初速度が得られるという点にあると思います。
(コストパフォーマンスについても述べたいのですが上の記事を見ていただければと思います。)
・レールガンの恐るべき加速能力
これが今回注目したい点です。従来の兵器は爆薬の燃焼による空気の膨張に伴って弾丸が加速されるため得られる初速に限界があります(せいぜい2km/s)。それに対してレールガンは電気の流れる速度(300000km/s)まで理論上加速できるのです。
今後どこまで伸びるかはわかりませんが7km/sくらいまではすでにクリアしているらしいですね。
では、初速があればどういういい事があるのでしょうか。威力?射程?それはどれくらい?ちょっとだけ物理学の範囲に踏み込んでいきます。
(次の記事に続きます。)
写真は自作レールガン